株式会社アカンプリッシュさま
社員負担を減らし組織成長を加速させたフリーランス活用法
2025/09/08

株式会社アカンプリッシュさまは、はオフィス・店舗等の空間デザイン・設計・施工、ビルリノベーションを手がける企業です。
コーポレートマネジメントマネージャーの渡邉 知子さまは、当時社内のコーポレート業務を一人で担っており、業務が多く手が回らない状況が続いていました。そこで、課題解決できる即戦力としてフリーランス活用を選んだといいます。
今回は渡邉さまに、フリーランス活用のきっかけや依頼した業務、その成果について詳しくお話を伺いました。
フリーランス活用を選択した背景について

貴社のビジネスモデルを教えてください
渡邉さま:当社は空間デザイン・施工の会社で、主にオフィスの内装やエントランスなどの設計から施工までをおこなっております。
どのような課題があったのですか?
渡邉さま:当時は私一人で総務、経理、人事などのコーポレート部門をすべて担っていました。本来やらなければならない業務もあるなかで、給与計算や採用業務、経理業務に追われてしまい、そこまで手が回らないという状況だったのです。
私個人としても人員を補充して手を空けなければと思っていましたし、これから事業を育てていこうというなかで、会社としてもコーポレート部門の強化は必須の課題だったと思います。
しかし、一から社員を雇って教えていく余裕はないなと感じていたのも事実でした。
なぜフリーランス活用という手段を選択したのですか?
渡邉さま:はじめは正社員の方を採用できたらと考えたのですが、前述の通り、やはり育成の時間を取ることは難しいとも感じていました。当時の状況では、教育の時間を割くことで上手くいくイメージが持てなかったのです。
そんなとき、業務委託という形でプロフェッショナルに参画してもらう方法もあると聞き、興味を持ちました。
結果的にフリーランス活用を選んだのは、「私の手を空ける」という課題を解決できる即戦力だったことが一番大きな理由です。
Hajimariへどのような人材をオファーしたのですか?
渡邉さま:一番コストがかかっていた、かつ切り離しやすい採用部門において、自走できる方をオファーしました。少ない指示でも考えて動いてくださる方であれば、課題解決も進めやすいと思ったからです。
はじめはフリーランス活用自体に不安がありましたが、のちに参画してくださったE.Tさんは、面談の段階から「私の考えていることを汲み取ってくれる方だな、うまくいきそうだな。」というイメージが湧いたのでぜひお願いしたいとお伝えしました。
株式会社アカンプリッシュさまへ参画したフリーランス
E.Tさん 33歳
損害保険会社、転職支援会社、外資系求人サービス会社を経て、人材系法人を設立。
損害保険会社に入社し、交通事故における車両や物損の損害賠償対応や、怪我に関する示談交渉を担当。その後、転職支援会社にてキャリアアドバイザーとして看護師やITエンジニアの転職サポートに従事。さらに求人サービス企業にてインサイドセールスを経験し、現在は人材領域に特化した法人を設立し、事業を運営している。
フリーランス活用の成果について

E.Tさんにはどのようなポジションで入ってもらいましたか?
渡邉さま:採用において、ダイレクトリクルーティングの部分をお願いしました。具体的には、母集団形成のためにスカウトを打っていただくのがメインです。
担当者との打ち合わせなどに私は入らず、E.Tさんにおこなっていただいており、ブラッシュアップも自発的に進めてくださっています。
E.Tさんはどんな方でしたか?
渡邉さま:テキパキと動いてくださる方で、レスポンスも速く提案もよくしてくださいます。仕事が早いので想定より稼働時間が短くなってしまうなんてこともあるくらいです。
定例ミーティングのアジェンダもE.Tさんが作成してくださり、その日の確認事項も漏れなく把握していただいているので本当に助かっています。
お人柄もよく、くだけた話やお互いの子どもの話などもフランクにできており、私としても一緒に仕事がしやすいと感じる方です。
E.Tさんにどのように課題解決を進めてもらいましたか?
渡邉さま:E.Tさんの参画によって、そもそもの「私の手を空ける」という課題はすぐに解決できました。
さらに、同じ採用部門において社員の採用から教育、引き継ぎまでをおこなってくださったことで、長期的に見ても課題解決に繋がったと思います。
E.Tさんが参画した成果はどうでしたか?
渡邉さま:前述の社員の採用だけでなく、新卒採用が成功したこともE.Tさんの成果だといえます。
前年度は媒体を運用しきれなかったのですが、E.Tさんがしっかりと優秀な学生にアプローチしてくださったことで、1人採用まで繋がりました。
スカウトの文面などもきちんとPDCAを回しながらブラッシュアップしてくださり、こちらが設定するペルソナともうまくすり合わせてくれたと思います。来年度以降も活かせるようにデータベースのフォーマットまで作成していただきました。
フリーランス活用という手段について

プロパートナーズを活用してみていかがでしたか?
渡邉さま:率直にすごく良かったです。他にお会いした方はマネジメントレイヤーが多かったのですが、当時は自分で手を動かしながら一緒に構築していってくれる方を求めていたので、そういった面でもプロパートナーズはぴったりな方を紹介してくださいました。
他にも兼務している業務はあるものの、やはり採用は手をかければかけるほど成果が出る部門だと思っているので、そこを担っていただける良い方と巡り会えたことを本当に感謝しています。
株式会社アカンプリッシュさまにとってフリーランス活用という手段とは?
渡邉さま:当社はどんなサービスであっても、楽をするためでなく「成果に結びつくか」という基準で選んでいるのですが、フリーランス活用はまさに成果を期待できるものでした。
一言でいうなら「一緒に成長するための手段」だと思います。
これからも肩を並べ、互いに刺激を受けながら、チームとして成長を続けていければ嬉しいです。
課題解決から次の一歩へ
株式会社アカンプリッシュさまは、フリーランス活用を単なる「業務の手伝い」としてではなく、組織の成長を後押しする力として取り入れています。
教育に時間をかけずに即戦力を得られたことで、渡邉さまは本来注力すべき業務に集中でき、新しい人材の採用や育成もスムーズに進みました。また、E.Tさんと一緒に課題へ取り組むことで、業務の仕組みも整い、会社の成長を支える体制がさらに進んだといいます。
フリーランスは外部の力としてだけでなく、企業と一緒に未来を描きながら成長できる存在になり得るでしょう。